終活・相続情報通信

兵庫県で相続特化行政書士として活動している大熊です。ここでは、終活・相続・遺言について知っておきたい情報を発信していきます。

買うなら戸建て・マンションどっちが賢い? 老後のリスク面も考えてみた。

こんにちは!行政書士・相続診断士・終活上級ガイドの大熊です。

 

今回は、買うなら戸建て・マンションどちらが賢いのか、老後のリスク面も踏まえて考えてみました。

 

共通するリスクとして家を引き継ぐ者がいるか否か!

持家を購入する際に、気をつけて頂きたいのが「購入したその家、引き継ぐ人がいますか?」ということです。

不動産の所有者が亡くなった場合は、その相続人が引き継ぐこととなっております。

ほとんど場合は、実家を引き継ぐか否かという話になりますが、問題となるのは引き継がないという選択をした場合です。

もし親が離婚・再婚歴がある場合は要注意です。知らない間にあったこともない人の相続人となって、不動産を引き継ぐ必要が出てくることもあります。

 

もし、家を引き継ぐ者が相続人以外に場合は、遺言書を作成しておきましょう。

 

老後の資金面も考えておく

不動産を所有していれば、毎年固定資産税がかかってきます。

老後収支のバランスを考え、固定資産税の支払いが苦しくなり売却を考える方も多いようです。

 

老後を夫婦二人だけなら、賃貸のアパートでいいやと自宅を売却し、その資金を第二人生の頭金にされる方もいらっしゃいます。

 

戸建てとマンションどちらがリスクがあるのか?

新築で家を買うならどちらが良いのでしょうか?

老後もずっと住み続けることを前提で考えてみます。

 

マンションよりも戸建てがオススメ

資金面・住み続けること自体のリスクからも考えて戸建てをオススメします。

戸建てには、現金一括で購入した後にかかる代表的な費用としては、毎年の固定資産税・各種保険です。

そのほか、台風などの被害がなければ補修費もかかりませんからね。

なぜマンションをオススメできないのかは次の理由です。

★毎月修繕積立費がかかる→払えない人・払わない人が出てくる→補修工事ができないというリスク

マンションは、多人数で建物を使用するので、建物の老朽化も早いと言われております。その為、管理者が住人から毎月修繕積立費を徴収して、補修をしていくことになります。

マンションにももちろん、固定資産税もかかります。

老後で収入が減ったところにこの毎月の修繕積立費がボディーブローのように効いてくるわけです。

マンションには色んな状況の方が暮らしています。

中にはこの積立費を払えない人が出てくることもあります。積立費を払えない人が多くなると、最終的には台風で損害を受けても補修を行えずに、ボロボロになった状態で暮らしていかないといけないというリスクがあります。

 

最後に

今後マンションの老朽化が社会問題化されてくるでしょう。

家を購入する際に、ほかの入居者の経済力にも左右されるリスクがあるマンションは慎重に検討して方がよいです。

しかし駅近くマンションの利便性・共用スペースにジム・バーがあるマンションには魅力的に感じてしまいます。